ええ。小心者ですから・・・。

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臣嫁日和シリーズ


臣嫁日和シリーズ 「奥さまの企み」 5

2010.03.14  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

テキパキとスープを温めなおし啓太と自分の分をよそう。
冷蔵庫から冷えたサラダを出して手作りドレッシングもかける。さあ召し上がれと。
向かいに座った臣にウィンク付きで促されるまで、10分掛からなかった。
まったく、この手際の良さはなんだろう・・・。

これじゃあまるであの学園の寮長のようですねと随分前に言ったら
エラクへそを曲げられた事があったから心の中で思うだけにする。
   
     そうだ、あの夜は酷い目にあった。・・・。思い出すと顔が熱くなる。だって散々______。
「う~~」ブンブンと頭を振って雑念を払う。いけないいけない。

 
いただきまーす!!と元気よく言って一番手前にあったクリームコロッケに手を伸ばした

と________。

「旦那様。あーん」と真正面から臣が見つめている。

すぐ目の前に小さく切ったクリームコロッケの湯気が見えた。
ニコニコして早く早くと急かしているようだ。

「あ・・えと・・・。」少し引きつった口元を啓太は隠すように手で押さえて

やっぱり、やらないと駄目ですか?上目づかいで正面の嫁を伺い見てみる。
ニコニコは変わらない。
やっぱり、やらないと駄目らしい・・・。
今日はとにかく凄くお腹がすいていたからうっかり失念していた。

これは・・・そう、伊藤家の儀式!
神聖なる絶対不可侵条約!!
未来永劫普遍なる誓いっ!
・・・。そう嫁が握りこぶしを振って力説すればそれはもう、旦那様は従うほかない・・・。

一家の大黒柱としては、家族の幸せのため努力は惜しまないのだ。
何となく気恥ずかしくても男たるもの小さな事をうだうだと構ってはいられないと思う。
うんそうだ。これは夫婦円満の努力なのだ。
旦那様として妻の可愛い(←??)オネダリは是非とも叶えてあげないとなーなどと、
いささかズレている考えに一人納得して啓太は一つ頷いた。

あーんと口をあけて臣の差し出すコロッケを口に入れた。
うん、これも確かに手作り。とっても濃厚!!おいしいです!
とモゴモゴさせながら伝えれば「良かった。旦那様に気に入って頂けて。」
と幸せそうに嫁は笑から
 心からの笑顔に啓太の頬も緩む。

ふと見ると・・・
今度は臣が口を開けて待っている。

そうこれは伊藤家の儀式!!
神聖なる絶対~
・・・以下略・・・。まあ。食べさせ合いっこですな。単なる。



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