ええ。小心者ですから・・・。

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悠遠夜話<本編>


結晶~拍手からお引っ越し~

2010.08.25  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]



悠遠夜話:::番外編:::
『結晶』

!!ご注意!!
この物語は完全にパラレルです。悠遠夜話を読んで頂いてからの方が内容が判り
易いかと思います。啓太君(妻)と臣さん(夫)は結婚しています。
ついでに鈴菱グループが総力を挙げて研究し(主に和希が頑張ったと思われ・・・)、
見事成功を収めた「男性同士による結婚でも子供がばっちり出来るんだぜベイベー的設定」
のトンデモナイ事になっております。
(もちろん男性同士の結婚はすでに法改正が整っております・・おほほ)

ちなみに二人の子供は双子ちゃんになっております。
それがどうした!どんと来い~!!と思われる銀河系並みに御心の広い方だけ
お進みくださいませ。







ねえ。僕らのマムとダディって仲良しだよね?
うん。とーっても仲良しだよね?
 
喧嘩した事見た事ある?
ううん・・なーい

あ!でも昨日 マムがダディの事叱ってたよ~
えー?またあ?この前もだよね?

うん。酷くしてごめんねって
え~?ダディ、マムの事いじめたの??

しらなぁい。マムは真っ赤になって怒ってたけどぉ
ふうん。ダディったらマムに何したんだろ??

わかんない。でも、ダディがマムにキスしたらすぐに仲直りしたよ?
ふふ。いつもそれで仲直りだよね~

うふふ。やっぱりダディとマムは仲良しね?
うふふ。仲良しねぇ!

へへ。僕たちも仲良しだよねぇ
うん。仲良しだよねぇ


・・・ほんの少し前までくすくすと笑う声が聞こえていたから
早く寝る様にと促す為に部屋のドアをそっと開けてのぞきに来てみれば。

おやおや。
すっかりと毛布をはだけてしまって。
なんて寝相なのか・・・。

そっと双子たちの身体の向きを整えて、毛布を掛け直す手際のよい妻の様子を見ながら
夫がそっとつぶやく。

「ふふ。この子たちの寝相の悪さは啓太君似ですねえ」

「え~!ひどい臣さん!俺こんなに寝相わるくないですよっ」

「そうでしょうか?僕なんかいつも・・こう・・ベッドの端っこで小さくなってますよ?」

「そ!そんなのウソですっ!!」

「ああ。日々、妻に虐げられているんですよ。僕は・・・。」

「もう!臣さんたら!!」

両親の会話に小さな天使たちの眉がひそめられて
むにゅむにゅと抗議するように 二人いっしょに寝返りがうたれた。

『!!し―――!』
夫妻は二人して慌ててお互いの口元へと手を出して塞ぐから
瞬間、見つめ合った紫と空色の瞳には思わず笑みがこぼれてしまう。

口元へ当てられたはずのお互いの手は いつの間にか互いの頬へと移動されていき
ゆっくりと引き寄せられるように近づいて
ちゅ。 と口づけを一つ。
啄ばむ様に幾度か施されたキスはすぐに解かれて
ぽふん・・・と。そのまま夫の広い胸元に妻は抱きしめられた。

ふかふかのベットの中うずもれるようにして眠る天使たちへと
両親の腕がのばされ それぞれの柔らかな髪を梳く。

ふわふわの 茶色で癖っ毛の髪に 紫の瞳。
さらさらの 銀色でまっ直ぐの髪に 空色の瞳。

両親の特徴を見事に平等に分け合って、まろやかなバラ色の頬が枕に押し付けられている。
何を夢見ているのか 口元には微笑みさえ浮かべて。

そーっと、愛する双子の頬におやすみのキスを二人して代わる代わる施してから
妻は後ろにいる夫を振り仰いで、微笑みながら紫の瞳を覗きこんで言った。
「ねえ。臣さん。」

「はい。なんですか?」

優しく問われ、そしてすぐに 更に優しく答えが返される。
お互いを見つめ合うその瞳はどちらも甘くとろけて。

「俺。幸せです。臣さん」
優しい指が臣の頬をゆっくりと確認するように滑って行く

「はい。僕も幸せです。啓太君」
いつも側にいてくれてありがとうとお互いに厭い合う二人は
もう一度見つめ合ってから どうにも耐えきれなくなった様子の夫は
その長い腕で慌てる妻を軽々と抱え上げてしまうのだ。 
そして行儀悪く足だけで器用に 細心の注意を払いながら
子供部屋のドアをそっと閉め部屋を後にした。

夫に抱えられてゆらゆらと足が高い位置で揺れるから、落ちないようにシッカリと
妻は夫の首に腕を絡ませて。
寝室へ向かうその僅かな距離でさえ 惜しむ様に深い口づけを
何度も交わす二人の熱い吐息が水音の合間に聞こえてくる。

愛してる。愛してる。愛してる。

今、望めばすぐにこうやって触れ合える互いの存在を確認するように
昼となく夜となく溺れるほどに愛を囁き、一つに溶けあってしまうほど身体を重ねた。
遠く過ぎて行った辛く悲しい時間を全て取り戻すように 何度も、何度も。

遥かなる時を超えて 今ここにやっと 取り戻す事が出来た
焦がれて止まない大切な半身を そっと慈しむように身の内に囲い込む。

愛してる。愛してる。見つけてくれてありがとう。
愛してる。愛してる。還って来てくれてありがとう。



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