ええ。小心者ですから・・・。

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悠遠夜話・番外編


悠遠夜話・番外編~和希さんの場合~終章

2010.09.09  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

まばゆい光の中
春風に戯れる蝶の様に 軽やかに穏やかに微笑む姿は紛れもなく愛した人

同じ顔 同じ声 そして同じ瞳

参ったな・・本当に俺の啓太そのままだ
しかし 纏う気配はあの誇り高き紅の貴公子か・・・皮肉な物だ


「えーっと??あの・・お客様ですか?」

僅かに傾げた細い首
見上げるこの青い澄んだ空色の瞳に 
また自分が映り込む日が来るなんて思いもしなかった

このまま強引に自分の腕の中に囲い込み 攫ってしまったなら
あの紅の貴公子は一体どんな顔を見せるのだろうか?

「あの・・何か・・御用でしょうか?」

「啓太・・・・君?」

「・・??・・はい・・そうですけど・・」

「ねえ・・今、幸せかい?」

「はい!」

愚かな一縷の望みを込めて問うた自分に 迷うことなく笑顔で告げられたその言葉 
何故だか酷く打ちすえられた気がするのと同時に安堵したのは錯覚ではない
もし仮に幸せではないと・・彼が言ったなら
自分はどうするつもりだったのだろう

判っている
ここに居るのは 丘の上で共に穏やかな時間を過ごした啓太ではない
自分の愛した啓太ではないのだ

判っているはずだったのに 空色の瞳に見つめられた途端
身も心も時間が引き戻された様な気がして 息が止まりそうだった

「・・・・そうか・・良かった・・いつか又・・どこかで・・・」

凪いだ海色の瞳を持つその人物が 
恋人を探してすぐ近くまでやってきた西園寺の声に気が付いて 
陽炎のようにゆらりと大きく揺らいだのと 啓太が振り返ったのはほぼ同時だった

「啓太!!探したぞ!あれほど一人でふらふらするなと言っただろう?」

「あ!西園寺さん!!えと・・こちら・・あれ???」

「どうした?誰かいたのか?」

「あれ??おかしいな??お客様が今・・正門にでも回られたんでしょうか??」


刹那
秀麗な眉がぎゅっときつく歪められ 西園寺の全身に緊張が走った

・・風たちが妙に騒がしいから来てみれば・・・
我が朱雀領にあって 気配をここまで残さず出入りするとは・・
一体・・・何の用だ・・・・

「あの・・・西園寺さん??」

美しい恋人の纏う気配が微妙に変化したのを 少なからず感じ取った啓太は
不安げに西園寺を見上げその袖先をそっと指で摘んだ

「ん?何でも無い。来い啓太 この前改良した苗が花をつけたそうだ」

「うわっ??本当ですか??西園寺さんも一緒に行きましょう!!」

「おい啓太 そんなに走るとまた転ぶぞ??」







丘の上はあの日と何一つ変わらずに 強い風が吹いている

今日もまた和希は古木にそっと額を付けて 
ガサガサとしてささくれ立った 古い幹の命の息吹きを確認するのだ

今年もこの藤は咲いてくれるのだろうか?
吹く風に さらさら揺れる黄金色の藤の花 
紫でも白でもない 黄金色の藤の花

啓太が 愛した花
その花は 優しくほころぶ様な 啓太の微笑みにどこか似ていて

目を閉じればいつだって  
隣でほほ笑んでくれた あのまぶしい笑顔を思い出す

今では 遠い昔の事なのに
擦り切れる事のない 鮮やかなこの記憶は
狂おしく この胸を焦がし 
甘やかに この身を締め付ける


・・・・愛してる。
愛してる 愛してる 愛してる

優しくそっと微笑んだまま 蜜色の琥珀の中に静かに眠る愛しいあなたに
幾千 幾億の口づけを・・・・

もうけして朽ちて消える事のない 恋しいあなたに・・・
何度も 何度でも愛の囁きを・・・・

今はもうどんなに望んでも その澄んだ空色は開かれる事はないけれど









長かったああああ・・・こんなに長い予定は無かったのにいいいい
後半何となく端折った感満載ですが(笑) もう皆様も飽きちゃったかな??
とか勝手に思いまして・・・心理描写のみになってしまった事にちょっぴり反省です
・・いえ・・その・・・私が飽き・・ごほごほごほ・・・
それにしても・・・和希さん可哀想過ぎる!!抱きしめただけ!!
口づけもせずに終わってます!!
プラトニックですよ!!ちょっと!うううう・・・・最初からこの設定の予定だったのですが、
書き終わってみれば何だか物凄く哀れな和希さん・・・(自分で書いておいて・・)

しかし・・・和希さん相当黒いです。真黒ですよ?
文章力が無いので、お気づきの方がいらっしゃらないとも限りませんので
ここで注釈を(←ひいい情けない)
父上を殺しちゃったのも、原因不明の病を流行らせたのも
和希さんの命で動いた石塚さんです。
おまけに病を患ったのは全員、和希さんの天帝即位に文句をつけた貴族です(笑)
恐ろしきかな自作自演!! だから西園寺さんは和希さんの事が
いけ好かないんですねえ・・・啓太の事も含めてですが・・・。

このお話の中に出てくる黄金色の藤は、黄色なんですが実在するんです
みなさんはご存知でしたか???黄色の藤!!!
私、藤って紫と白しか知らなかったので もう凄いビックリでした~
さすがに赤とかは無かったですが・・・(>_<)
あ!でもでもやっぱり藤は紫に限ります(笑)(←えええええ???)

あしかが市にある「ふらわーぱーく」
パンフレットを見ただけですが そこの藤が綺麗で綺麗で・・・・
今思えば 本当におかしな事ですが
たかがパンフレットを見て ワタクシ不覚にも泣いてしまったんですよ(笑)
広告を見て涙する女・・・変です・・・確実に変です・・・。
ですがこれはもう何かお話にするしかない!!とか一人盛り上がり
出来あがったのが今回の悠遠夜話・番外編~和希さんの場合~でした。

ふらわーぱーく・・・
私の住んでいる所からはちょっと遠すぎるので、老後にしか行けそうもないんですが(笑)
どなたか「行った事あるわっ!」って方がいらっしゃったら教えて頂きたいです・・

長くてまとまりのない結局だからどうなの?って展開に石が飛んできそうですが
それもまた愛の鞭(笑) うふふ\(-o-)/よろこんでお受けしますわ~(←馬鹿)

体調が思わしくなく、大分前に書きあがっていましたがUP出来ず(=_=)
今回は常にない集中力を更に欠落させたまま 手直ししたせいもあり
誤字脱字、訳が解らん(これはいつも・・)箇所が多々あるかと思われます。

しかし・・・約一か月も放置していた和希さん話を終わらせないと
臣さん誕生日企画もなんとなく取っ掛かりにくくて・・・・・
強引にUPしちゃいました・・・す・すみません
ご指導ご鞭撻・・宜しくお願い致します――――

さてひと段落ついたので身体と相談しつつ
のろのろですが なんとか企画頑張っていきたいと思います~
 
ここまで読んで下さった 奇特で優しい貴方に感謝です
どうか 貴方が明日も笑顔で過ごせますように(*^_^*)


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