ええ。小心者ですから・・・。

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お誕生日企画


臣さんお誕生日企画・・・第一弾   『おねだり』

2010.10.14  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]



「伊藤君・・キスしてください」

会計室の窓辺に立って ホチキスを手に持ったまま
唐突に振り向いた俺の綺麗な恋人は そう言ってにっこり笑うんだ

「――――――――!!は??」

えと・・・あの・・・キス・・って
しばらくは理解できずに固まったままでいる俺に
ずずい――――っ!!と笑顔のまま迫ってくる

「ねえ・・伊藤君・・キスしてください・・」

銀のまつ毛に縁取られた菫の瞳が 儚げに俺を見つめるから
ほんの一瞬だけここがどこかって事を忘れて 
うっかり目蓋を閉じそうになってから 慌てて頭をぶんぶんと振った。

「だだだっ・・ダメです!!」

「どうしてですか?」

どうしてって・・・ここは会計室で、
今、西園寺さんがちょっと席を外しているだけで
もうすぐ帰ってくるからで・・・・・・

――――――って嗚呼もう!
判んないけどここでは とにかく駄目な物は駄目なんです!!
一息に捲し立てる様に説明するけれど その人は多分・・・

きっと・・・・・
俺の話を聞いていない。

「?してくれるんですか?くれないんですか?」

だから、駄目なんだってさっきから言ってるのに――――――!!

「――――っ・・駄目です!出来ません」

「伊藤君・・・」

とん・・
と 軽く顔の両横に長い両腕をついたこの人に
ついに俺は壁際に追いつめられて

「僕は君からのキスが・・・今すぐに欲しい」

すぐ近くで見上げる 俺より頭一つ分高い身長が羨ましい
きれいに整った鼻梁も 吸い込まれそうな優しい紫の瞳も
午後の逆光に映える きらきらの銀髪もみんなみんな大好きで・・・

ずるいよ・・・七条さん
いつもなら 俺が嫌がったって勝手にキスするくせに
そんな顔で 俺の事見ないで欲しい

もう どうしていいか判らなくて
ぎゅっと 目を閉じて綺麗な恋人から顔をそむけた

「ねえ・・・・キスしてください」

声が・・息が・・・・
顔を逸らして俯いた 俺の耳のすぐそばで聞こえる
小さく潜められたその声は 低くてとろけるように甘い

「今すぐに・・君からキスしてくれないと・・多分僕は死んでしまいます」

「・・うう・・。」

そんなのウソにきまってる
当然 俺にだってわかってる・・・
目を閉じてたって 今、七条さんがどんな顔してるかもわかってる

・・・・わかってる・・・・けど

「ねえ・・この可愛らしい唇で・・どうか僕に施しを・・」

七条さんの唇がそっと かすめる様に俺の耳元から頬を移動して
甘い吐息が 産毛をくすぐり
ゆっくり・・・・・ゆっくり・・・・・
俺の唇に近づきながら 長い指で顔をなでていく

「して・・伊藤君・・・」

俺の唇の数ミリ上で 七条さんの少し冷たい薄い唇が動くのがわかる 
顔が・・・・熱い
心臓が・・痛い

ああ・・もうお願いだから もうそのまま口づけて
いつものように 頭がおかしくなるほどのキスが欲しい

「・・・しち・・じょうさんが・・・」

「・・・?」

「しちじょう・・さんが・・して・・・」

ごくり・・と七条さんの喉が鳴った様な気がしたけれど
七条さんの熱い舌が俺の口をこじ開けてきて 
すぐに他の事を考える余裕が無くなる
生き物のように動く恋人の巧みな舌に いつだって俺は翻弄されっぱなしだ

強く弱く吸い上げられ、絡めとられて離しては 
ときおり舌の根元をくすぐられる

その動きはまるで 組み敷かれた俺の中心へと舌を絡ませる動きと同じで
どうしようもなく身体が熱くなってくる

「っん・・・はぁ・・」

ぺろりと俺の唇の端を舐め上げてから 
愛しい恋人の顔が離れて行ってしまうのを 
ぼうっとしたまま見つめていた俺を支える様にして 長い腕に抱きしめられた。

「ああ・・・本当に伊藤君はおねだり上手ですねえ」

「・・・・へ?????」

おねだり????
俺を抱きしめたままの七条さんは 俺の頭に顔をうずめながら
つむじの辺りに鼻先を押しつけて すりすりしている

おねだりって・・俺が???
キスしてって言ったのは七条さんで・・・・
何度も断ったのは俺で・・・
だけど・・だけど・・・結局「して・・」って言ったのは俺で・・・

――――――――って???俺――――――????

「まったく・・僕のかわいい伊藤君には困りました・・・」

え?え?え?なに???
ちょ??ちょっと待って
なんでそんなに満足そうに笑ってるの??

視界がぐるりと回って いつの間にか俺の身体は 
側にあった机の上に横倒しにされてしまっていた

首元の緩められたネクタイは しゅる・・・と衣ずれの音を残して
七条さんに引き抜かれてしまってるし
さらには制服のワイシャツのボタンが手際よく外されて 
喉に恋人の唇が落ちる頃・・・・ 
俺はやっと自分が今どんな状況に置かれているのか知った
 
「ちょ!!!ストップ!!!!七条さん!!」

何です?そう言って顔を上げた七条さんの唇からは赤い舌が出ていて
すっかりとむき出しになっていた俺の鎖骨をぺろり・・と一舐めした

「!!んっ・・」

こんな時にさえ びくりと反応する自分の身体が恨めしい

「どうかしましたか?」

どうかしました?じゃないっつーの!!!

「なっ・・何・・・するんですか???」

「何って伊藤君・・・・決まってるじゃないですかセック」

「わー!!わー!!わー!!わー!!」

明快に事実を告げようとした七条さんの口を 
居た堪れなくなった俺は 必要以上に大声で喚きながら掌で必死に押さえた

「だから!!!俺が言いたいのは!!!
どうしてこうなっちゃうのかって事で!!!!!」

喚き続ける俺の上に乗り上げたままの恋人は
口をモゴモゴさせながら ぱちくりと目を大きくさせている
やがてゆっくりと俺の手に長くてしなやかな指が添えられ 
きつく押さえ付けられていた口元から外されていった

そうしてから七条さんは俺の手を 
そのままそっと 大切な宝物を扱うように頬に擦りつけ
まっすぐにその宝石の様な紫の瞳で俺の顔を見つめるんだ

「だって・・可愛い恋人が欲情してくれたんですよ?
ここはお応えしなければ男がすたります」

「よよよよ欲情っっっっ!!!」

「おや?可愛くおねだりしてくれたでしょう?僕に・・・」

嬉しかったですよ・・と頬に擦り付けたままの俺の手を取り
七条さんは俺から目を離さずに 小指を甘咬みした

うっとりと 俺の小指を堪能し終わったその顔はひどく満足げだ

その紫の瞳の奥はいつの間にか ゆらゆらと揺れていて 
俺の背中をゾクリと何かが確実に這いあがっていくのが判った

「ふふ・・全身全霊を込めて・・・お応えしますね?」

「わわっっ!!!七条さん!!」

待って!と叫ぼうとした俺の唇を
七条さんの 今はすっかりと熱くなった唇が塞ぐ

後はもう その熱に絡め取られて
結局俺は 抵抗するのをやめた
 

欲しがったのはどっちなんだろう?
強請ったのはどっちなんだろう?

好きで好きで 大好きで
もう どうしようもないくらいに大好きで
いつだって どこでだって お互いが必要で




うふふ・・・流される啓太君(笑)
あとはもう・・・七条さんの好き勝手~
やっとこ臣さんお誕生日企画始めます(笑)
しょぼいですが・・・・
三部作第一弾でした~


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