ええ。小心者ですから・・・。

スポンサー広告


スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


*Edit

お誕生日企画


臣さんお誕生日企画・・・第二弾・・・『ためいき』

2010.10.20  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]


はあ・・・。
もう駄目だ。我慢の限界だ。

一体なぜ、私がこんなに不快な目に合わなければならんのだ・・・。


「臣・・・その気色の悪い顔を止めろ・・・」

全くもって心外だとばかりに 眉根を寄せた銀髪の幼馴染は
さっきからロクに作業を進めてないパソコンの画面から 身体ごと目線をこちらへ向けた


「なんです?郁。失礼ですねえ。一体僕の顔のどこが気色が悪いと言うんです?」

それだ・・ソレ!!!
振り向いた顔そのものが!! 
気色悪いと言う表現以外何が当てはまる????


「その顔でこっちを向くな・・」

透き通る琥珀色した紅茶の入ったカップを 
幼馴染からの視線を遮るようにして持ったまま
会計室の主 西園寺郁は座った椅子ごと身体の向きをくるりと変えてしまった

その秀麗な横顔は 心底忌々しげに歪められたままだ

やっと秋めいてきた穏やかな午後の日差しが 窓辺近くの西園寺へ降り注ぐ
襟元をきっちりと詰められた 白い制服へ落ちる柔らかな巻き毛も
長いまつ毛に縁取られた思慮深い翠色の瞳も 
まるで神が作りたもうた最高傑作のように 一部の落ち度もないほど完璧だ

細くしなやかな指先で持ち上げられたティーカップを
口に運ぶ・・・ただそれだけの所作にさえ目にした途端 
ため息をついてしまいそうになるほど 品格と優美さを感じさせる

だがしかし 西園寺郁は今、非常にいら立っていた

口許に運んだ紅茶を啜りもせず 立ち上がる湯気の向こう
その縁にガチガチと歯咬みをして 
薄く微細に金箔をはられたカップを やおら食いちぎりそうな勢いなのだ


・・・そうだ。朝から私は懸命に我慢して来たのだ。
忍耐だ。根性だ。辛抱だ。
この私がだぞ??
あの資料の理事会への提示が迫ってさえいなければ
こんな不愉快極まりない部屋に一秒だって居たくは無いのに!!

思えば登校した時から 奴はおかしかった。
どこがおかしいのか?と周りの奴らは 恐らく気づきもしないだろう
いつもと同じ表情筋に いつもの胡散臭い笑顔を貼り付けて
いつものように 淡々と授業をこなす

だがしかし 長年側にいた私にはわかる。
奴は朝から明らかに おかしいのだ。
変にそわそわして浮足立ち、まったく心ここにあらずだ。
時折ぼうっとしてしばし一人考えを巡らせ、
あろうことか笑みを浮かべて にやけているのだ。


き・・・気色悪い・・とんでもなく・・

啓太がらみなのは100%の確率で間違いないだろうが
いい加減正気に戻って作業に戻るだろうと考えていた私が甘かった

もう午後だと言うのに、奴は変わらずにやけっぱなしだ。
時間がない・・・・
奴が資料を仕上げ、私が確認印を押さなければ終了しないのだ。


注意を・・・・
そうだ・・・・注意をすれば済む事だ
だがしかしそれが問題なのだ
注意をすれば奴は、ここぞとばかりに自分に何が起こったかを
頼みもしないのに詳細に語ってくれるだろう

それが私にとって最大の苦痛なのだ
他人の惚気話ほど、気力体力を消耗するものは無い
ましてや臣の惚気話は 恐ろしいほど長くてクドイ
フォアグラにキャビアをかけて 安いマヨネーズを一本ぶっかけ
三日三晩どろどろに煮込んだ位
クドくて 不味くて シツコイのだ


うっかり先日も奴の策略にハマって 延々と2時間
下品な話も織り交ぜて 馬鹿話を聞かされた


嫌だ・・・本当に、心底、猛烈に・・・面倒だ
あの苦痛は二度と味わいたくない。


はあ・・・・

この空間からは逃れたい
だが あの話も聞きたくない
しかし すでにタイムリミットなのだ
期限を厳守出来ないのは 
何処かの図体のでかい猫恐怖症の奴と違って
私の流儀に著しく反する事だ



「・・・臣・・・おまえは何故そんなににやけてるんだ・・・」

丹田に力を込め 極力平静を装い銀髪の悪魔に声をかけた


「もう・・郁・・それがですね・・
           僕の伊藤君が素敵な事を計画してくれていまして・・」

案の定 薄気味悪い満面の笑みを湛えて 振り返った奴の背後には
パタパタと羽音をさせる黒い翼と 先のとがった尻尾が揺れている

明日の欠席が決定した瞬間だった




せっかくのお誕生日なので
臣さんやりたい放題にさせてあげようと言う話(笑)
結局疲れ果てて 郁ちゃんは仕事を終えられませんでしたとさ・・・。
しかし・・・。しょぼい。最初思いついた時は面白いと思ったのにぃ
時間が経つと 萎れてくるのは文才ナッシングの為OH!NO!!
次回三部作最終回:エロ・・・いっちゃう???
来い!!エロ神様―――――――――――――――(決して声にしてはならない声)


*Edit ▽TB[0]▽CO[0]

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。