ええ。小心者ですから・・・。

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臣嫁日和シリーズ


臣嫁日和シリーズ 「奥さまの秘密」 3

2010.03.15  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

だがしかし。ただ一人。悪魔の唯一の幼馴染の社長だけは

「何?嫁だと?それは又なかなか斬新だな」

と優しく優しく微笑んで、二人の結婚を心から喜んで(←??)いてくれていたようだった。

 臣は退社した後もちょくちょく何かにつけて幼馴染の社長室を訪ねてきていた。
そして、今日も・・・。
どうやら今日の役回りは、夫の超過勤務に憤慨をし、陳情しにきた奥様らしい。

今、臣によって強制的に有給休暇を取らされてしまった啓太はココにはいない。
今日は目覚まし時計をかけていなかったから、もしかしてまだ夢の中かも知れない。
ああ。夕べも僕の旦那様はとても可愛らしかった。
もうもうそれはすごーく可愛かったから中々寝かせてあげられなかった。
嗚呼。あの人の妻になって本当に良かった~。思い出したら何だか泣けてきた。
ハンカチハンカチ・・・っと。

チラリとほんの少しだけ、宇宙からの電波と交信をしていたらしい友人を見て
本格的な交信をし始める前に、ここらへんで自分の主張を通しておかないといけないなと
危機感を感じながら
「臣、確かに啓太の仕事は多忙だ。しかし週半分以上は定時に帰社している」

黙っていた西園寺が口を開いた。 

西園寺の経営する会社は少数精鋭だ。一人一人の仕事は殺人的な量になる。
だが、個々の能力が特別に高い為、処理される時間も最短なのだ。
進める仕事に無駄に時間がかかる人材はここにはいらない。
それが社長、西園寺郁の考えだ。

その結果、よほどのトラブルが発生しない限り残業など皆無。
定時を30分も過ぎると社内には誰も居なくなるのだった。
ただ、西園寺は社長という特殊な立場上、他の社員より少しだけ遅くまでオフィスに残る事が稀にあった。
当然、社長秘書である啓太は常に西園寺のかたわらにある。

ほんの僅かな残業。
それは本当に珍しい事で、大抵、世の中の働く旦那様達がくたびれて家路に着く頃
とっくに帰宅している啓太は美しくこの上なく優しい愛妻(←啓太視点)
の温かな食卓を楽しんだ後、入浴まで済ませソファで寛いでいるという時間・・・というのが常だった。

だからなにも非難される謂われなどこれっぽっちもない!と西園寺は
綺麗な曲線の顎をついっ とあげて臣の方に身体を向けると

「それにいつも啓太が疲労困ぱいしている原因は仕事だけじゃないだろーが」

と見下したように言う。彼のこめかみには少し青く筋が浮いている気がする。



今日だってスケジュールを把握している優秀な社長秘書が不在で
若干の支障をきたしている。 西園寺一人でだって十分処理対応出来るが、
限度というものがあるし、大体、こんな訳の解らない難癖付けられる筋合いがない。

困っているのはこっちの方だ!!

愛する夫の事となると、この男はそこらへんのチンピラよりたちが悪い。
とにかく面倒なのだ。


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