ええ。小心者ですから・・・。

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悠遠夜話<本編>


悠遠夜話 〈本編〉 『暁光』

2013.03.24  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

!!ご注意!!



こちらのお話は 「悠遠夜話:臣×啓太」となっております。
内容は、「悠遠夜話」を読んでいただくと分かるのですが・・・
(ああ!!なんてこと??図らずも羞恥ぷれい???)

いかんせん「悠遠夜話・本編」は拙サイトの初期作品の為、文章が非常に稚拙&雑。
まあ、ダメダメクオリティは今と寸分変わることはないのですが
ちょっとばかし恥ずかしすぎる訳で(=_=)
(なら、UPしてるなよ・・って話ですが。色々繋がってましてすすすみません。)

うーんと、簡単なあらすじはこんな感じです・・・。

臣さんは仙人(白虎)で啓太は人間の設定。
当然二人はお約束の恋に堕ちる。
そんでもって、なんやかんやで啓太は死んでしまうんです(凄い適当)
だけれど、二世を誓い合った二人ですので
臣さんは啓太の転生をひたすらにひたすらに待ち続けてます。

まあ、最終的にはくっ付いて子供まで出来てラブラブな二人ですが、
もうホント本家完全無視の完全パラレル、とんでも設定なんですねえ(苦笑い)

今回のお話はやっと人に転生した啓太ともうすぐ会える・・・って所ですね。
ざっくりと「櫻花」と「結晶」の間くらいかなあ…。
随分と前に突発的に思いついて放置してたものをサルベージいたしました。
おまけにかなり短いです。

それでもいいよ!!なんでも来い!!
な、お嬢様のみどうぞお進みくださいませ。







『暁光』


「・・・なんだ?用があるなら言葉に出せ」

眉間に深々としわが寄せられて、秀麗な顔に全く似つかわしく無い 
辛辣な言葉が後を追う。

「ああ・・いいえ・・特に何も。」

「嘘を吐くな。何か言いたいことがあるんだろう?」

「うーん。郁には適いませんねぇ・・・明日は新入生の入寮日だなぁ・・・と。」

「は??それがお前に何の関係があるんだ??」

「えーっと今は関係ありませんが、これから関係があるかもしれませんので。」

「おい・・・臣。私に解るように話せ。」

「ふふ。内緒です。」

「ふん・・・気持ちの悪い奴だな」

少し出てくる・・・と、その人は呟くと
尚も不機嫌そうな視線だけをこちらに残したまま、僕へと背を向け、
重い会計室のドアへと手をかけた。
ぎぎ、と鈍い音をさせて開け放たれたドアから入り込んだ春の風が
かの人の色素の薄い柔らかな巻き髪を弄ぶのを見れば、この胸に閉じ込めていた
遠い記憶があふれ出て胸が押し潰されそうになる。

「・・・。」

嗚呼
本当に目の前のこの人は、あの人によく似ていて。
否。 
似ているのではない。
今は次元の彼方のあの人も、目の前のこの人も
「西園寺 郁」その人である事に変わりはないのだ。

そう。いつだって誰より麗しく、誰より苛烈な僕のたった一人の友。

音もなく静かにこの部屋を出ていくその凛とした背中を見送った後、
不意に泣き出しそうになった僕は、涙の代わりに小さく詰めていた息を吐いた。

机の上には悪戯な春風が残した桜の花びらが一枚。
それを指先でそっと摘み上げ、目の前にあるパソコンの液晶画面へと押し当てる。

「・・・まだ・・・大丈夫みたいですね・・・」

当然のようにゆらゆらと水面のように揺らめきだした液晶画面へ、
己の手首までずっぷりと沈んだのを目にすれば、
どうやらこの身の中には「人ならざる力」が未だ内包されているらしいと
確認出来て、ほんの僅かでも杞憂を払しょくすることが出来る。

「白虎の名の下に、わが眷族である雷(いかずち)へと命ずる。
・・・時を越え、時空を捻じ曲げ・・・行け。かの人の元へ・・・。」

小さく、だけれど全身全霊を込めて
僕は久方ぶりに眷属に命ずる言葉を口にした。



ねえ、郁
そちらでの暮らしはどうですか?
相変わらず単調な毎日が続いているのでしょうか
お父君はお元気ですか?
そろそろ家督は相続された頃でしょうか?
もう あなただけの愛しい人は見つけられましたか?

そう言えば、あなたと会う事が無くなってどれくらい経つのでしょう。
僕は愛しい人の転生を待ち続け、時空を超え
数えきれない年月を経たせいか、この身は随分と人に近付いてきました。

あれほどに持て余していた力も、もうごく僅かとなってしまい
この残された力もおそらくあと少しで、静かに消えて無くなりそうです。

だからきっと、あなたへと言葉を送る事はこれが最初で最後だと思います。
力を失い完全にこの身が人間になってしまえば
きっと僕はあなたの事を忘却の彼方へと置き去りにしてしまう。
この僅かばかり残った力で、言霊があなたの所までたどり着くかは
わかりませんが、生涯で只一人僕の友で有り続けてくれたあなたへ、
どうしても感謝の気持ちを送りたかったのです。

ねえ 郁
聞いてください。
もうすぐ、あと少しで僕は愛しい人をこの腕の中にすることが出来るのです。
待って 待って 気が遠くなるほど待ち続けて
恋焦がれた愛しい人が、ようやく僕の元に帰ってくるんです。

だけれど、愛しい人は幾度となく繰り返される転生で 
すっかりと僕の事を忘れてしまっているようですが・・・。
ああ・・・。いいえ。 悲しい気持など微塵もありません。
ふふ・・強がりなどではありませんよ?
だってね?郁。
名も無い花に生まれ変わった時も
小さな虫けらに生まれ変わった時も
言葉を離せない動物に生まれ変わった時も
どんなものに生まれ変わったって
僕らは出会えば恋に落ちてきたんですよ。

もちろん、今回もそうであるとは限りませんが僕は信じて待っています。
愛する人が、僕の事を必ず思い出してくれる事を。
いつだって僕たちは、また最初から始めればいいんですから。

・・・郁。
ねえ郁・・・。
僕のたった一人の友よ。

ありがとう。僕があなたを友と呼ぶ事を許してくれて。
ありがとう。本当にあなたと出会えて良かった。

願わくば、どうかあなたのその悠久の時間が、いつも穏やかでありますように。
願わくば、どうかあなたの愛しい人がずっと微笑みと共にあなたの傍に在りますように。




ぱりぱりと乾いた音が空気を裂き撥ねる。
やがて、小さな衝撃とともに僕の手元から離れた青白い光は
ヴン・・・と小さく音をさせて、真っ暗になってしまった画面の向こう側に静かに消えてしまった。



::::::::::::::::::::::::::::::::::::


「――――――っ!!!!」

また、あの夢・・・。

背中にかいた汗のせいで、ぐっしょりとしたパジャマが気持ち悪い。
おまけに頬を伝うこの大量の涙と、勝手にしゃくりあげる横隔膜。

ああ・・・夢をみて泣きじゃくるなんてお子様もいいところだ。
そう言えば、このところ毎日かも・・・しれない。

その夢は物心ついた時には もう見るようになっていて
眼が覚めて起きてしまえば、それが一体どんな夢だったのか
さっぱり覚えていないけれど、
誰かが俺の名前を呼んでる事だけは思い出せるんだ。

夢に聞こえる声は、いつもいつも俺の名を呼ぶ。
その声は甘く切なく、そして酷く懐かしくて。
眼が覚めた俺は、やけに悲しくて苦しくて
自分でも訳が判らず涙がとまらなくなるんだ。

ねえ、あなたは誰ですか?
俺を呼ぶ、あなたはどこにいるんですか?
どうしてそんな風に俺の名前を呼ぶんですか?



強運だけが取り柄のごく普通の俺に、ある日突然届いたプラチナペーパー。
それは名門「BL学園」の入学許可証。
周囲の大騒ぎと、一時の感情に押し流されて入学を決意してしまった俺だけれど
正直、今になってものすごい後悔と不安に苛まれているわけで。
ああ、もう今日は入寮日だというのに。
本当に俺、こんなんで大丈夫なんだろうか・・・。

まとわりつく不安を振り払うようにして俺は、カーテンを勢いよく開け、
まだ登りきっていない太陽から届く眩しい朝日をその体一杯に浴びた。

「だあああああ!!!・・・もう!クヨクヨしてたってしょうがないっ!!!
こんなの全然俺らしくないじゃないかっ!!運も実力のウチってゆーし!!!
俺だってやる時はやる!!ってか、やってやるーーーーーー!!!」

うがーっと叫んだ俺の体をキラキラした生まれたての太陽の光が包む。
なんとなくそれが俺の未来を祝福してくれているような気がして
ちょっとだけ、元気が湧いてきた。

うん。きっと大丈夫。
絶対に素敵な何かが俺を待ってる。

俺は大きく深呼吸すると、もう一度だけ手荷物のチェックをすることにした。






どうもどうも(@_@;)
お付き合いありがとうございましたー
久しぶりに悠遠夜話 臣×啓太 でした。
「悠遠」は恥ずかしながら私の根底にあるパラレル話なので、
いつか大々的に心を込めて加筆修正したいと本気で思っております。



以下、また長ーいキャプションですよ(笑)




あれほど愛し合った二人ですが、転生を何度も繰り返しすぎて
啓太君の記憶はもうすっかりと薄れております。
ですが、今回ようやく人として転生することが出来た啓太君。
もうこりゃ臣さんにとって一大事ですよ??
今までは、花とか虫とか動物でしたので(笑)
なので、速攻、是が非でも啓太君をこの手にしたい訳です。
だけれど、啓太君の今回の転生先は(引っ越し先みたいね)
次元まで越えちゃってまして。(ドラえ●んか??)

なので臣さんは次元をすっ飛ばした際、かなりの力を消耗。
随分と人間に近づいてしまいました。
なので啓太君の事を見つけるのに少し手間取ってしまったようです。
(↑いつもは生まれたてを速攻掻っ攫う)
ああそうだ。
力を蓄える為、幼児になってエリック&トウコ夫妻の子として
過ごしました設定もありかもしれませんね(笑)

さてさて力を失った臣さんは、啓太君の記憶を強制的に
呼び戻すこともできずにいます。
だけれど、臣さんは基本仙人なんで何処となく悠長。(だってジジイだもん)
このまま人間っぽく学生生活でも送ろうかな~なんて考えてます。
うふふ。此処から本家「学園ヘヴン:臣×啓太編」の開始ですわよん
もちろんハッピーエンド以外のナニモノも許されないわけなんですが(笑)

ここまで読んでくださり、ホントありがとうございまーす。
某国から飛んでくる色んなものや花粉に日々戦々恐々。
ティッシュが秒速で減っていきます。
ああーもう!!鼻いらなーーーーーーい!!!
ずびいいいいいいい(-“-)








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