ええ。小心者ですから・・・。

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悠遠夜話・番外編


月はいずこへ(王様×啓太)その1

2013.12.19  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

月はいづこへ 

王様×啓太くん おまけ話(その1)


時系列→結婚式が終わり披露宴まであと三日ってとこ。
啓太君と王様のいちゃいちゃ話




「なあ、啓太。・・・お前なにしてる?」
「え?あぁ、家系図をちょっと・・覚えなくちゃと・・・」
「ふぅん。・・・で??ソレいつ終わるんだ?」
「うーん、さすがに青竜一族・・・膨大な量で見当もつかない・・・
ってゆーか本番まで覚えられるのかな??コレ。」
「そろそろ・・・終わったか~?」
「えーっと??あの、人の話聞いてました??まだ始まったばっかりだって今・・・」
「なぁ、まだかぁ?」
「――――――まだまだ全然です!!」
「・・・そろそろだろ?」
「・・だ―――――っ!!!!うるさいな!未だですってば!!
いいですか??これは凄く大事な事なんですから邪魔しないでください!!」
「あーもー・・・んなの適当にやっとけ~。
当日は俺が隣にいるんだから何の問題もねぇだろ?」
「そういう訳にはいかないでしょ。俺はあんたの所に嫁いだんです!
こう言うのは初めが肝心なんでっ!!」
「・・・。」

へーへー・・・わかりました~・・・
そういって、ぷう・・っと子供の様に頬を膨らませた丹羽は、
それでも部屋を出て行こうとはしなかった。
あからさまな不満顔をして見せてはいたが、「嫁いだ」と言う響きに
いたく感じ入ったらしく、そのまま啓太の真後ろにある長椅子へどかりと寝ころぶ。

時折、背後から文句らしきものが小さく聞こえてきてはいるが、
これと言った妨害は無いので、どうやら邪魔はしないでいてくれるらしい。

そんな丹羽の気配を背後に感じながら啓太は又、手元へと目を落とした。
指先で文字をなぞりながら、それを空色の眼が同じ速度でせわしなく追う。
それから、目線を中空へと彷徨わせて何かをそらんじたり、
眉根を寄せて考え込んだりするのを何度も繰り返して。

啓太がさっきから熱心に向き合っているモノ。
それは青竜一族すべてを網羅した系図表だ。
特別に梳かれた和紙が幾重にも重ねられ、美しい刺繍が施された背表紙に飾られた
分厚いその綴りは、啓太が懸命に繰っても繰っても一向に減る気配が無い。
本家筋はもとより亜種、亜属の末端にいたるまでが拾われたこの系図は
全くもって恐ろしいほどの情報量が記されているのだ。
これを啓太は三日後の披露目の宴までに、全て頭に叩き込もうとしている。

名前を指でなぞれば、記されているその人物の顔が勝手に
脳内へと浮かんでくる不思議な細工を施されている系図ではあったけれど、
生憎、それを確実に記憶に留めておく術までは付属してはいない。
丁寧に名をなぞり、映像と名前を合致させる事をひたすらに啓太は繰り返していた。

やがてまた、ブツブツと背後から丹羽の声が聞こえてきた。

「早く終われ~」
「暇だ~」
「どうせあいつら、飲んだくれて訳解んねぇんだ。無駄だぞぉ・・・」

(・・・ったく。人の気も知らないで・・・)

啓太は心の中で静かに舌打ちをした。
丹羽が言った通り、披露目の席ではこの男が傍に在る。
一族への面通しは夫に任せ、嫁である啓太はただニコニコと笑っていれば特に問題ない。
更に付け加えるなら、実家の祖母を頼ればよい。
末孫には滅法甘い彼女の事だ。
数刻のちには、脳に記憶を多量に留めておく術を記した秘伝の書を小脇に
鼻歌交じりにこの青竜邸へと乗り込んでくることだろう。
そう、実際の所、啓太にとって逃げ道はいくらだってあるのだ。

だがそもそも、この作業は青竜族の族長が乞うた物では到底なく、
また一族の他の誰かに強制されてしている事でもない。
つまりは啓太が一人で勝手にしている事なのだ。

:::::::::::::::::::::::::::::::::


大ざっぱで適当。
風流を解さず揉め事と喧嘩が大好きで、その上、下品で助平で大酒呑み・・・
最初、人界で会った時は場末のゴロツキと何ら変わりがなさそうに見えたこの男は、
なかなかどうして仙界では見違えるようだった。

簡素な衣を脱ぎ捨てて、青竜一族の総領息子にふさわしい衣服に袖を通せば
その美丈夫ぶりにさらに磨きがかかった。
漆黒の髪と黒曜石の瞳は、この深海にあってこそ真の輝きを取り戻したようだ。

その身を隠すため、人界で頑なに封印していた能力は
漸くその戒めを解かれ、活き活きとした躍動感に満ち溢れて、
有り余る可能性を無言で辺りへ知らしめる。

青竜邸に数多くいる若い舎弟たちも皆、次期当主となる丹羽に憧憬の眼差しを送り、
一様に慕っている様子で、啓太が初めて屋敷の敷居を跨いだその日などは、
二人の部屋の前に祝辞を述べる者達の長い行列が出来上がったほどだ。

恵まれた環境と、生まれながらにして他を圧倒する優れた能力。
それは、頂点に立つ者が持つ器。

だがしかし、それら全てを凌駕するのは丹羽哲也と言う男の本質だった。
本人にその気が無くとも、その真っ直ぐな性質と太陽のような笑顔が
容易に人々を虜にしてしまうのだ。
本当に、青竜一族の総領息子という肩書を全く抜きにしても、
きっとこの男はすぐに人心を掌握してしまうに違いないのだろうと啓太は思う。


そんな男が自分だけを欲しがって何度も何度も囁くのだ。
『愛している』と。
甘く優しいその言葉は啓太の心をとろり、と溶かし、
身震いするほどの優越感を運んでくる。

昼夜を問わず、人目を憚らず、
いつだってどこでだって溺れる程の愛をこの男に注がれる。
例え、羞恥と過ぎた快楽に怖くなった啓太が丹羽を拒絶しようとも
その長く逞しい腕に絡め取られて、懐に強く抱きしめられれば
すっかりと性に貪欲になってしまった身体は、いとも簡単に熱を帯び、
この男の思うがまま乱されるのだ。

貫かれ、揺さぶられ、体中にじんじんと広がっていく熱を感じる度、
いっそこのままドロドロに融けてしまえばいいのに、とさえ思う。
この熱に融かされて、一つに混じり合ってしまえたならどんなに幸せだろう。
それ程に丹羽を愛しいと思う気持ちが、胸に溢れてどうしようもなくなる。

だけれど溢れたその思いの奥底に、小さな暗い焦燥を感じているのもまた事実だ。
『この男の隣に在るのは、自分で良いのか・・・』と。

自分だけを見て欲しいという欲求と、
もっと相応しい人がいるのではないか?と言う思いがせめぎ合う。

自信がないのだ。
本当に自分には何もない。

(!!・・・いけない・・・)

ついうっかりと手を休め、暗い考えに浸ってしまっていた啓太は
全てを振り払うように頭をぶんぶんと振った。

(決めたんだ・・・そう・・・決めたんだから・・・)

自分に言い聞かせるように口端を引き結び、啓太は再び系図へと指を走らせた。
崑崙山から降り、青竜に嫁ぐと西王母に宣言したあの時、自分は決めたのだ。

愛した男に少しでも近づけるように。
たとえどんなに時間がかかっても、いつの日かこの男と同じ景色がみられるように。
たった一人の男の為に足掻いて足掻いて、足掻き続ける事を。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::

西王母の統べる崑崙山では遊芸はもちろん、仙人としての才能も、
その力量も直系筋ならば非凡で当然とされる風潮があった。

事実、啓太の上に居る大勢の姉たちは「西王母の血をひく者」として
芸事に限らず、多彩で非凡な能力を余すことなく発揮したものだ。
その上皆、大層見目麗しい容姿であったので、
さすがは直系筋よと人々からは尊敬と羨望の念を集めていた。

そんな中、自分はと言えば仙人として最低限の能力しか開花出来ず、
容姿も十人並み。
加えて崑崙のお家芸である舞や琵琶さえ、及第点ギリギリという有様で、
啓太は常に劣等感と疎外感に苛まれながら、華やかな姉達の姿を
眩しく見ている事しかできなかったのを覚えている。

別段、身内にその才能の無さを指摘されたり、咎められた事は一度だってない。
それどころか、両親や歳の離れた大勢の姉達は末子の自分を庇い、
何かにつけ世話を焼き、散々に甘やかしてくれたのだ。

だけれどそれは、ジワジワと真綿で首を絞めつける行為でしかなく、
いつしか笑う事さえ上手く出来なくなってしまったように思う。

そんな暗く卑屈な心を胸にしたまま過ごす自分にある日、
族長から突然「青竜に嫁げと」祝言を持ちかけられた。
崑崙に住まう一族にとって西王母の決定は絶対だ。
この山から出て行けと、お前はもう要らない存在なのだと
暗に言われた気がして、酷く酷く傷ついた。

己の未熟さから招いたその矮小な心に、気が付けないまま一族を恨み、
ひたすらに自分の境遇を嘆いた。
やがてそれからすぐに、全てから逃げるようにして仙界を後にした。
ここから逃げさえすれば明るい未来が待っているような気さえして。


だが初めて仙界を抜け、彷徨いたどり着いた人界で知ったその事に
啓太は心底驚いたのだ。
それは誰もかれもが必死に足掻いて生きている事実。
だって、人間の命はひどく短い。
仙人の自分から見れば、それは瞬きするほどの時の移ろいを
彼らは思い切り怒り、泣き、伏して散々に憂いていたかと思えば
次の瞬間にはもう笑い、喜び、今を唄うのだ。
懸命に生きる彼ら人間の姿は、眩いほどに輝いて心の底から美しいと思えた。

そうだ。
自分は彼らの様に懸命に足掻いただろうか?
何かに遮二無になった事があっただろうか??
思い切り怒り悲しみ、泣いてそして笑った事が本当にあったのだろうか??

そして啓太はようやく気が付いたのだ。
自分を守るあの崑崙山がどんなに優しく大きかったのかを。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

何かを始める事に遅すぎるという事は、きっと無い。
仙界の女傑、西王母の孫として。
武門の誉れ高き仙界の番人、青竜の総領息子の伴侶として。
自分のこの小さな戦いは始まったばかり。

(そのためにもまず、青竜の嫁としての務めをきちんと果たさなくっちゃ・・・)

顎を引き、凛々しい顔を作った啓太だったけれど
だがしかし、さっきから思うように情報が頭に入らなくなってきているのも事実だ。
なにしろ青竜邸にやって来てからここ数日、丹羽には数々の無体を働かれている。
いくら治癒の術を施されるとは言っても、ほとんど毎日限界まで愛されるこの身体には
慢性的な疲労が蓄積されているのだ。

(ったく・・もう。大体、加減ってゆーのを知らないんだから・・・。)

襲ってくる眠気の大元凶となる人物に、なんだか無性に腹が立ってきた啓太は、
さっきからやたらと静かになってしまった背後へと体を向きなおした。
大方、手持無沙汰で居眠りでもしているのだろう。
腹いせに、鼻でもつまんでやろうか。

「!!!え??ええ???・・・ちょっ・・・??」

可愛らしい企みを実行に移すべく、背後を振り返った瞬間、啓太は仰天した。
そのあまりの出来事にうっかり椅子からズリ落ちそうになったほどだ。

「ん?気にすることはねぇぞ。お前はそのまま続けてろ。」

「き・・・きき気にしますよ!!やだやだやだ・・・・何してんですかっもう!!」

そこには啓太がまったく予期していない丹羽の姿があった。
長椅子に寝ころんでいたはずの丹羽は、いつの間にか上半身を起こし
ゆったりと背後へともたれ掛かって啓太を見上げている。
長い手足を無造作に投げ出して、すっかりと脱力しているが、
獣のようなふてぶてしさと獰猛さが其処ら中へダダ漏れだ。

しなやかさと多大なる危険性を孕んだその風情は、
確かに、絵師ならば今すぐにでも描き留めておきたいと懇願しそうな程
艶やかで秀麗だったけれど、別段、その事に啓太が仰天している訳ではない。

彼は今、どうした訳か衣の前立てを大きく寛げて、事もあろうか
下半身を丸出しにしているのだ。
おまけにそれは、もうしっかりと怒張している。

「・・・けーた君は今、忙しいんだろぉ?・・・安心しろ。
おまえの邪魔はしねえ。好きにしとけ・・・。」

俺も勝手にするからよぉ・・・と呟くように言った語尾が甘く掠れる。
瞳の中に濡れて滴るような情欲の色を滲ませた丹羽が、
のそり・・と立ち上がるのを、啓太はただ黙って見ているしかなかった。
この男の行動全てが想定外で思考が付いて行かず、
ただ、池の鯉の様に口をぱくぱくさせる事しか出来ないのだ。

「・・・なっ・・・なっ・・」

気が付けば、隆々と立ち上がる牡芯の先端にある小さな窪みには、
すでにぷくり、と先走りが零れている。
一体、丹羽はいつからこの状態だったのだろう。

驚きに見開かれたままの空色の瞳から一切視線を逸らさないまま、
数歩で啓太へと辿り着いた丹羽が、啓太の真上で淫靡に哂う。

「なぁ、・・・啓太・・・俺は・・・お前の匂いでも・・・多分イケるぜ?」

「!!!!!!――――っ!!!///////」

啓太は声にならない声を上げた。
試してみるか?と事もなげに言った丹羽が、立ちあがった長大な自身を
ぬっ・・ぬっ・・・と、見せつけるようにしてそれを扱きあげながら
啓太の小さな茶色の頭を囲い込んで、高い鼻梁を埋めてくる。
すんすん・・・と鼻息も荒く、啓太の甘い匂いを堪能し始めた丹羽は
どうやら先ほどの宣言を有言実行するつもりらしい。

やがて、小さく熱い吐息が落ちてくれば、
目の前の、張りつめた赤黒い皮膚を行き来するしなやかな丹羽の指が、
明らかにせわしなさを増したのが啓太にも判った。

「//////////////////~~~~っ」

にちゃにちゃとした粘液の音が、長く節の高い指に絡みつく様から目が離せない。
口を開け、舌を伸ばせば届くその距離に雄芯は蜜を滴らせているのだ。
青筋を立て雄々しく隆起するそれからは、どくどくとした脈動まで聞こえてきそうだ。

「――っ・・・けぇた」

低く甘い声で名を呼ばれれば、ごくり・・・と無意識に啓太の喉が上下した。
丹羽の雄芯もまた、それに答えるようにしてぶるり、と更に反り返って見せる。

「ぁ・・・・・・・いや・・・」

小さく紅い啓太の唇にのぼったその言葉は、掠れて細く消えていく。
それは酷く好色な伴侶へのささやかな抗議だったのか。
はたまた、目も眩むような快楽への抗いだったのか・・・。
真実を知るのは、高熱にうかされたような瞳をしたこの二人だけ。



ここまで読んで下さりありがとうございます!!
王様でどーしても書きたかった自慰ネタです。ふふふ。じゅえる書けて満足です(笑)
・・・王様の自慰はきっとコソコソしてなさそう・・・という馬鹿な妄想から生まれたお話です~。
この後、モチロンがっつり王様に致されてしまう啓太君です(笑)
純情ヘタレリミッター外れた王様はドエロ設定で!!的なお話でした。
啓太の事ずーっと大切にして、散々に我慢に我慢を重ねてきた王様ですが、
結婚を境に「啓太は俺のモン」ってなって、毎日好き勝手
ご無体の限りをつくしちゃえば良いのになぁ・・・と。
王様ってば、なまじ体力がある分そりゃもう啓太君大迷惑でしょうね。
だけど、明けても暮れても犯っても犯っても(笑)万年啓太不足的な王様素敵です。
勿論、啓太きゅんも毎日トロトロにされて、いろいろ開発されてオカシクなって欲しいです。
エロエロ的な意味で。




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