ええ。小心者ですから・・・。

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悠遠夜話<本編>


悠遠夜話『陸』 完結

2010.03.20  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

ゆっくりと目を開ければそこは古びた今にも壊れそうな自分が育った荒ら家の天井。
きちんと衣も身につけている。手も足も自由に動く。何処も傷ついてはいない。
あれは夢だったのか?自分の想像の世界から今 帰ってきたと言うのか?
だとしたら何と言う夢を見ていたのかと啓太は頭を振った。
そしてはっとして自分の口元を押さえたまま動けなくなった。

いや・・・それは違う。この衣は、こんな高価な衣は自分が身につける事さえ許されなかったし、
持ってもいなかった。見渡せば金や銀、美しい錦が枕元に積まれている。
その中にある美しい紫の小さな 宝珠が目に留まる。
これは。この色は。あの人の・・・。しゃらりと銀の鎖がめのまえでやさしく揺れる。

ぎんいろのくさりにむらさきいろのいし・・・・。

ふるえる手をなんとか伸ばしその紫を手に取った。ぎゅっと手に握り込んで
 そのまま目を閉じ 頬にすりよせる。あれは夢ではない。
二人で静かに過ごした日々も。
最後にあの人が自分にした事も。全部 夢ではないのだ。

あの時、あの人は確かに泣いていた。自分は指一本動かす事が出来無かったけれど
涙で前が見えなかったけれど 確かにあの人は泣いていたのだ。

汗が二人の間を流れて、何度も奪うように口づけられた時
それは不意に啓太の心へと流れてきた。
愛しい。愛しい。苦しい。苦しい。
血を吐くような思いが 啓太の心を一杯にして溢れさせた。

身体には傷跡など一つも残っていない。きっと全て癒してしまったのだ。
きれいさっぱり 一つも残すことなく。全部 啓太から消してしまったのだ。
でも この身体は覚えてる。あの人の残した痛みを憶えてる。
昨日と同じに見えるこの身体は 確かに昨日とは違うのだ。
枯れてしまったと思った涙がまた 目の端から零れ落ちる。
臣さん。
名前を呼んでと強請った紫の瞳を思い出す。
臣さん。
自分の顔を撫でて行く優しい指を思い出す。
臣さん。
掠めるように施される甘い唇を感じる。
臣さん。
俺、あなたを傷つけてしまったんですか?


ぽたぽたと
きつく握り込んだ紫の石へと滴が落ちていく。
涙は止まらない。
どうしてこうなったのかは 判らない。
でもまた自分は一人ぼっちになってしまった。
いや、一人ぼっちが悲しいんじゃない あの人が側にいないから 悲しいのだ。
啓太は泣いた。紫の宝珠を胸に抱きしめながら声を上げて 泣いた。

蕭蕭と外には雨が降っていた。









瞬く間に噂は村を国を駆け巡る。
贄が帰ってきた。金銀財宝と共に かすり傷一つなく帰ってきた。
贄が帰って来た日に 雨が降り出した。
やっと与えられる天からの恵みに人々は涙を流して喜んだ。
山神様のお陰だ。贄の役目は果たされた 命は繋がれたと雨の中踊り狂うのだった。

啓太はすぐに領主の屋敷に呼び出された。
贄になって出発した時は見送りにも来なかった この醜く太った領主は
ニコニコと笑いへつらいながら啓太の苦労を労った。
そして啓太の枕元に置いてあった沢山の金銀財宝を
山神様の社を煌びやかに再建設せねばなるまいと神妙な顔をして 
ほんの僅かを啓太に残して召し上げてしまったのだ。

啓太には別にそんなことどうでも良かった。手元にこの小さな紫の宝珠が残れば
あとは何もいらなかったから。
最初から自分は何も持っていなかったし、振り出しに戻っただけだったから別に構わなかった。
第一 もう何もかもどうでも良かったのだ。
虚ろな目で遠くに高く霞のかかったあの山を見上げる事しか自分には出来なかったから。

領主の館から帰った啓太を今度は村人たちがこぞって褒め称えた。
いままで声など掛けられたことなど無い者達からも 
昔から知り合いのような馴れ馴れしさで話しかけられるのだ。
みな、僅かに啓太の手元に残った財宝が目当てだとすぐに分かった。
疲れていたし、もう誰ともかかわり合いたくなかったから
少しの財宝はあの小さな紫の宝珠を残して すぐに消えて無くなった。
また誰も居なくなった冷たい床に粗末な布を敷き啓太は横になる。
目を閉じて優しく美しいあの人の事を思い出す。
思い出すのはいつだって 楽しかった日々などではなく、
最後にあの人が自分の体の奥底に残した小さな痛みだけだった。
胸を切り裂くような悲しい痛みだけだった。
ああ、そうだ これは恋だ
 自分はこんなにもあの人の事を愛していたのだ。
何故、もっと早くに気がつかなかったのか。
伝える事は出来なかったけれど・・・。
すべてはもう手遅れだけれど・・・・。


一か月がたち山々も、畑もみな息を吹き返した。
小鳥が高く空を飛び、野山ではうさぎやキツネが飛びまわっていた。
どうやら、田畑の収穫を危ぶむ事はないようだ。
平年に比べれば少しは不足もあったが、大飢饉は免れる。命を失うよりはまだましだ。
 
そんな中また噂が村を走る。
奇跡の贄はまだ宝を隠し持っているらしい・・・と
日がな一日 働きもせずうつつを抜かしている。
ましてや蓄えもない筈なのに あの贄になった少年は変わらず生きている。
身につけている衣も汚れるそぶりもなく美しいままだ。
 それに何を喰って生きているのか?
 もしや山神様から授かったお宝がまだ何かあるのかもしれない。

紫の宝珠は身につけていると不思議と心が落ち着いた。
あの人とまだ一緒に居るようだったから、ずっと肌身離さず身につける事にした。
もう何日も何も口にしていないけれど不思議と腹は減らなかった。
少しの水があればよかったし 着物だってこのあばらやにあっても全く汚れる気配は無かった。
そして啓太はまた領主に呼び出された。





最後にあの愛しい唇に口づけて別れてから、思い出すのはあの人の泣いた顔ばかり。
なぜ、自分はあんなに愚かな事をしてしまったのだろう。
けして傷つけたい訳ではなかったのに。
だがどうしても全てを自分のものにしてしまいたかった。

そして全て無くしてしまった。
愛しい人は許してくれないだろう。だがそれでも忘れられてしまうよりはいい。
憎んでも良いから 憶えていて。
ずっと我慢して来たけれど。一目で良いから君の顔が見たい。
本当に一度だけだ。もうこれきりだから。
臣は水鏡に呪文を唱えて、麓の様子を探る、啓太の事を探す。

いた。僕の愛しい啓太君。

水鏡に映る愛しい人を見つけた時。
臣はそっと手を伸ばし水面に触れようとした
その指は宙で止まる。明るい茶色の柔らかい髪 少し前髪が伸びたようだ。
頬は変わらず柔らかそうだが、唇も顔もすこし色が無い。
ここは一体どこだ?
暗く、狭い。僅かな光が上の方から入ってきているようだ。
意識を集中して見える範囲を広げた。
啓太の足には重く醜い鉄の鎖と鉄の球が繋がっていた。

臣は自分の見たものが信じられずに立ち尽くしていた。
何が起こった?自分の知らない間にあの人に一体何が。
助けに行かなければと思ったのと、空を駆る光る虎の姿になったのは同時だった。


噂を聞きつけた強欲な領主が 啓太がまだ隠し持っている不思議な宝のありかを問いただした。
領主は無理やり宝珠を奪おうとするが、不思議な事に誰もそれに触れる事が出来なかった。
怒った領主は啓太を高い塔へ幽閉してしまった。



硬く苔むす岩肌のごつごつした冷たい感触が、啓太の体温を奪う。
ここへは昼でも太陽の光が届く事は無い。
隙間なく整然と積み上げられた巨大な岩は、上に目をやると遥かかなたまで続いている
天井近くにある明り取りか、空気穴か小さく小さく隙間があるのみだ。
岩で囲まれた、その小さな円形の片隅に、膝をかかえたまま動かない啓太がいた。

宝珠のおかげか、食事とは名ばかりの残飯に手を付けなくとも空腹を覚える事は無かった。
只、いつまでたっても熱が移る事の無い硬い岩肌に段々と奪われていく体温が
啓太の意識を朦朧とさせていた。
じゃらり。  と黒く鈍く光る塊が鳴く。その度細い啓太の足首は擦れてうっすらと血がにじんだ。

僅かに身じろぎをして、そっと胸元にある大切な紫色を確かめる。
大丈夫。これはここにある。これは俺のものだ。
ほっと息を一つ。
色をなくしてしまった唇に頬笑みさえ浮かばせて、そうっ・・・と。触れた。

臣さん。愛してる。
目を閉じてあの人を思う。
目を閉じればすぐに会えるから。
だから ずっとこのまま、目を閉じていよう。
あなたを思って 目を閉じよう。


「化け物だ―――!!化け物が出たぞ―――――!!」

遠くで衛兵がけたたましい声で叫んでいる。
大勢の兵士たちがガチャガチャと武具をならしながら走り回る音が聞こえる。
同時に
兵士たちの叫び声と悲鳴と ぐしゃ。という何かが潰れる音が繰り返された。 
そして
「――――――!!」獣の咆哮が辺りに響いた。


どーん。
どーん。
と啓太が幽閉されている高い塔が地響きをさせ、岩がびりびりと揺れた。
地鳴りはもう一度大きく聞こえて、濛々とした土煙りと共に壁の一部にぽっかりと
太陽の光が入り込んだ。

ぱらぱらと岩と土と埃が混じった黒煙が収まると、日の光に
照らされたその毛並みを誇るかのように 大きな大きな銀の虎が居た。

「臣さん!!」
啓太は叫んで立ち上がり、手を伸ばすと焦がれて焦がれってどうしようもなかった
愛しい人に駆け寄った。瞬間、黒い鉄の塊にグンと二人の仲を分かたれるように
引き戻される。
少しだけ、痩せてしまった身体を、逞しい二本の腕が宙で受け止めた。
見上げれば 紫の瞳が切なげに笑っている。

そっと抱きしめられている啓太は手を伸ばし、ゆっくりとその眼もとに確かめるように指を滑らせた。
そして 何も言わずに力一杯抱きしめあった。お互いの体温を確かめあうように
存在を確かめあうように。
言葉なんて意味がなかったから。噛みつくような口づけを交わす。
それだけで十分だった。

「さあ、僕たちの山へ帰りましょう」
そう言って啓太に又 口づけを落とすと
軽々と忌々しい鉄の鎖を臣は引きちぎった。
茶色の髪がこくんと一つ頷いて、愛しい人の身体がまた銀の虎に変化するのを見守った。

刹那。
臣の背中越しに一筋の矢が放たれるのを青い眼が捉えた。

「!」

どんと自分の何倍もある銀の巨体を突き飛ばして啓太が身をひねる。
身を貫くその強い衝撃に細い体は耐えられず、すこし距離をおいた後ろへと飛ばされてしまった。

とすっ・・・と軽い音がして茶色の髪がふあ。と地面に散らばった。
啓太の柔らかな頬には 色がなくなっていた。
ゆっくりと しかし確実に鮮烈な赤色が広がる範囲が大きくなっていく。

何が起こった?
誰に何をした?
何を・・・・。

耳をつんざくような虎の声が、空気を震わせる。
びりびりと鳴る衝撃に 兵士たちは次々と鼓膜を破られ気絶していった。
そこには 兵を木の葉のように次々と引き裂き 呻り上げる風を起こす銀の虎がいた

その日 国が一つ消えた。






・・・・そっと誰かが自分の髪を梳いている。
時々眼もとに優しい唇が落ちてくる。ねえ 臣さん。
そこに居るんですか?
もう俺の事 一人にしないでください。

段々と冷たくなっていく体温に、臣はどうする事も出来なかった。

自分の持つ癒しの力も、源が枯れてしまったなら治癒することは出来ないのだ。
何度も願いを込めて力を使ってみたがそれは形にはならなかった。
啓太の命の灯は 掌から砂がこぼれて行くように さらさらと流れて行く。
震える手で、もうすっかりと冷たくなってきている指先を包み込むと
僅かに、まぶたが震えてゆっくりと空色が開いた。
ふぁふぁと 何度かさまよって 目当ての、紫の瞳を見つけるとにっこりと笑って見せた。

「け、いた君」
臣は喉が詰まって上手く声が出なかった。
どうしても手が震えて優しく手を握っていてあげられない。
この手から 指の間から絶え間なく 大切な温かさがこぼれ落ちて行くのだ。 


笑ったままの顔で啓太は極 小さな声で言う。
「ね・・・臣さん・・・。」
「今は喋っては駄目です。啓太君」
臣の制止の言葉は届いていないのか 啓太はカサカサになってしまった唇で尚も続ける
「ねえ。臣さん・・花吹雪・・・綺麗ですねえ・・・」
うっとりと 目を空のある方にむけてそう言うが、ここは閨の中だから、
花吹雪は起こる筈もない。

「ね?あのときみたいに・・。ほら・・風がまた強く吹いてる・・・     」
きれいだなあ・・・と呟く啓太に堪らなくなった臣はまた 一つだけ口づけ、
触れた唇を離さないままにそっと告げた。
「そうですね。きれいですね。啓太君いきましょう 」
ゆっくりと いとおしむ様に大切に腕で抱え込み、外へ続く扉へ向かった。




ざああああ________________________________ 。っと
色とりどりの花弁を巻き上げて強い風が吹いた。

風が静まって 天からさっき巻き上げられた花弁が雪のように二人に積もる。
茶色の髪に 銀の髪に はら・・はら・・ひらりと

「ふふ・・綺麗・・ですねえ」
「はい。綺麗ですね・・・。」

臣さん。臣さん。愛してる。
名前上手く呼んであげられなくて ごめんね
俺の事忘れないでね?臣さん 
俺の側に居てくれて ありがとう。
愛してる。愛してる。ずっと。
愛してる。

今まで 霞んで聞こえなくなっていた、啓太の心がまた聞こえる。
優しい声が何度も愛を呟く。

「愛していますよ 僕の啓太君 」

そう言ってまた臣は啓太に口づける。
ゆっくりとゆっくりと最後の力を振り絞るように啓太の腕が臣の頬に伸ばされて
手から啓太の思いが伝わる

ねえ。生まれ変わっても 俺の事見つけてくれますか?

「はい。必ず」

もし 判らなかったら?

「大丈夫です。君の事はすぐに分かります。」

ふふふ。ほんとに?

「はい、ほんとに。」

約束ですよ。必ず見つけてください。

「はい 必ず」
 

はら・・・。 はら・・・。ひらり・・・。
茶色の髪に 銀の髪に はら・・はら・・ひらり


風に巻き上げられた花弁が ひとつ残らず地面へ帰ってきて 花の吹雪が終わった時

臣の頬からそっと手が離れて行き、青い眼はゆるゆると閉じられた。
口元にほほ笑みを残して。
啓太は逝った。







「馬鹿な事をしたものだな」

ずいぶん前に 自分たちの世界へ帰っていた幼馴染が口を開く。
一体 どれくらい会っていなかったのか?百年か二百年かもしくはもっと・・・・
長命な自分たちにはそれほど重要なことではなかった。
「ふふ。そんな事ありません。」
背中越しに声をかけられれば懐かしい声に少し驚いてふりむいた。
呆れた溜息とともに 
お前が決めた事だ 今更とやかく言わん・・とほんの少しだけ不機嫌そうに言った。

しかし・・・。人間の国を一つ滅ぼし、輪廻の輪に入るなどと 酔狂にも程がある。
と緑の瞳をもつ秀麗な人はいう。

臣はその言葉を背中で聞き流しながら、風の強い花の咲き乱れる丘を見下ろして
愛しい人の笑った顔を思い出す。

「約束したんです。必ず見つけるからと」


臣は人間界に過剰に干渉した罰で二度と自分の故郷の土を踏むことを許されない身となった。
人と自分たちの世界を結ぶこの中間地点で悠久の年月 たった一人で過ごすと言うのがその罰だった。
 臣は別段、弁解する風でもなく、それを甘受した。
そして、悠久の命を返上し人間の輪廻の輪へと入り込むことを一族の長に願い出た。

生まれ変わる、啓太を迎えに行くために。
今度こそ、この手にきつく抱いてもう決して離さないように。

幾千年。かかろうと待っています。
必ず君の元へ 迎えにいきますよ。
君に出会えたなら 一目でわかる。
もう一度 君と恋をしよう。
何度でも 君と恋をしよう。

ここんとうざい やおよろず
とおいむかしの ものがたり
かみよのくにの ものがたり
いまではもうない ものがたり
かなしいこいの ものがたり


はいお終い・・・
さあ。そろそろおやすみ。
といって父親は双子たちのやわらかい頬にそれぞれキスをおくった
くすぐったそうに身をすくめて
「ねえ、ダディ二人は幸せになったの?」
「二人は出会えたの?」
 双子がたまらず問いかける。
「はい。もちろんですよ。ダディが嘘ついた事ありましたか?」
にこりと優しくほほ笑んで 双子たちにウィンクした。

『そっかーよかったー』
と綺麗に二重奏になった声は安心したように布団に埋まった。
じゃ。電気消しますね・・お休みなさい。愛してますよ。
と静かに言ってドアを閉めながら明りを消した。





古今東西 八百万。遠い昔の物語。神代の国の物語。

「今でも続く物語・・・。二人の愛の物語・・・・ふふ」

≪え?・・なあに?どうしたんですか?≫
妻がひどく心配をして子供たちが寝着いたころを見計らって電話をしてきたのだ。
信用ありませんねえ・・・と言ってみたけれど、本当は嬉しくて仕方なかった。
妻が居なくて 子供たちより自分の方がずっと寂しい。
“明日、早めに帰りますね?”
優しい声が耳をくすぐる。
「ねえ。僕の事。愛してますか?」わざとゆっくり囁いた。
≪え?もう!何変な言ってるんですか~≫
きっと電話の向こうで妻はひどく真っ赤になっているに違いない。

「ねえ。僕の事、愛してますか?」
≪・・・・・うう 愛してますってば≫ふふふ 酷いですねえ・・・。とわざと意地悪を言ってみる。

ねえ、名前を呼んで。僕の名前を。
愛しい愛しい君の声で聞きたい。優しくそっと囁く君の声がすきです。

≪・・・臣さん 愛してる・・・。≫
「ふふ。ありがとう。僕も愛していますよ。啓太君」
お休みのキスを受話器越しにして、もう 電話を切る事にする。

早く、早く帰ってきてください。お利口にして待ってますから。

君の髪に僕の瞳、僕の髪に君の瞳  
僕たちの大切な天使たちも待っているから。


古今東西 八百万。遠い昔の物語。神代の国の物語。
今でも続く物語。二人の愛の物語。

そして あの学園で奇跡は起こる。

君に出会えたなら 一目でわかる。
もう一度 君と恋をしよう。
何度でも 君と恋をしよう。






「あとがき的ななにか・・・・。」
最後まで読んで頂きありがとうございました。自分で痛いのやら死ぬのは嫌!!と言っておきながら・・・。啓太君を殺してしまいました。ごめんなさい。打っていてあまりに悲しくなって一人泣きながら作業してました。うわーんけーたくーんっと・・・。すべての始まりはここにある!って感じが書きたかったんです。臣さんが普通の人と違うのは人間じゃ無かったからなんですね~。途中、何度か文体が違ってしまって読み手の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。どうしても感情が入り込むと 人物の心情吐露のみ・・・。みたいな感じが延々と続いてしまうので、大きな改良点である事は確実です。えっーと一応気がついて頂けたとは思いますが、作中に出てきた双子は臣さんと啓太くんの子供です。パラレルですので笑って許して下さい。きっと鈴菱財団研究所の全てを注ぎ込み男性同士のカップルの子供も普通にOKになっている近未来的な設定・・・。にしておいて頂けるとありがたいです。遠藤君がそりゃもう頑張ったものと思われます。双子たちのお話も楽しそうです・・・そして、そして異世界の西園寺さんのお話も何やら妄想できそうです。最後に心のままに書きつけた拙い私の文章にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。


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