ええ。小心者ですから・・・。

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臣嫁日和シリーズ


臣嫁日和シリーズ 「奥さまの企み」 2

2010.03.14  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

彼は・・・・青いのを通り越して白くなって口をパクパクさせていた。

口の端に白いものが見えたから、泡を吹くってこの事かーふーん と変に感心してしまった。

それからすぐに、大手ゼネコンと言われるマンションの販売元から
呼び出しを受け大変な目にあった。
類まれな才能を持っている愛する人は熱烈なヘッドハンティングにあってしまったのだ。

やれ社内のメインコンピュータ専属管理だの、セキュリティ部門の責任者だのと・・・。
そのどれもこれも

「残念ですが、僕には大切なお仕事がありますから」

と丁寧にお断りして。だけどセキュリティに関するちょっとしたヒントを与えて
その権利を放棄する代わりにマンションの大幅値下げをさせたのには
実はこれが本当の目的だったんじゃないか?と思ったのは絶対に俺の考え過ぎじゃないと思う。

インターホンを鳴らす前にカチャりとドアが開くのはきっと玄関に備え付けられてある
防犯カメラから人物を割り出しての事だろう。仕組みは到底分らなかったけれど、
あの人なら当然だ。言い切れる。
「ただいま帰りました~。臣さん?」
さっき開いたドアが後ろでゆっくりと音もなく自動で閉まる。
マンションとは思えないくらい広い明るい玄関ホールにその人はいた。

真っ白なふりふりエプロンをかけ、

三つ指ついて、

正座している。


その長身の美しい人は俺の、・・・嫁だ。

臣さんは色々あって今俺の奥さんだ。
うん嫁だ。
妻とも言うな。
あと女房?
正直、俺だってビックリだよ。まだ全然慣れない。

あのヘッドハンティングされたとき大手ゼネコン重役のお歴々から
「大切な仕事って何ですかっ~!!」と聞かれた時だって
「はい。専業主婦です」
とこの人はなんでもない事のようにさらりと言ってのけた。
その言葉にお年寄りたちは最後まで意味が判っていないようだったと思う。多分。

「おかえりなさいませ。旦那さま。」にっこりとほほ笑んで

その紫の瞳を俺からそらすことなく

「お食事になさいますか?お風呂になさいますか?それとも僕になさいますか?」

__________。っ・・言い切った。

本日も(←本日も!!)よどみなく言い切られてしまった。

ずざざっと後ずさりした俺にたたみ掛けるように迫ってくる。三つ指ついたまま。
怖いってば!!!!。

「あ・ははは・・えっと」


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