ええ。小心者ですから・・・。

スポンサー広告


スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


*Edit

臣嫁日和シリーズ


臣嫁日和番外編 ~世界で一番君が好き~3

2010.04.30  *Edit 
▽TB[0]▽CO[0]

ふふふふ。
っふふふふふふふふふふふ。
見てます。見てます。旦那様が僕の事をじーっと見てます。

いけない。いけない。
込み上げてくるこの感情の高ぶりを何とかしなくては。

貞淑さと妖艶さ。
これが胆なんだとご近所の奥様が言っていた。

あれから速攻 調査してみた所 愛する可愛い僕の旦那様には本当に、全く
これっぽちも浮気の片鱗なんて見当たらなかった。
会社が終わるとすぐに自宅へすっ飛んで帰ってくるし、
日中 社長秘書の仕事中だって社長である郁と片時も離れる時は無かったから
浮気をする暇などない事は明白だ。第一そんな悠長な時間がない。

・・・・郁の仕事の割り振り方は尋常じゃありませんからねえ・・・。
くそ忙しいのも考えものでしたが、今回ばかりは郁に感謝しなければなりませんね。

新進気鋭、やり手社長と噂されるあの秀麗な幼馴染も
自分の仕事への情熱をこんなことで評価されているなんて思いもよらない事だろう。

僕の可愛い旦那様が浮気なんてする筈もない事は疑う余地も無かったけれど、
やっぱり、愛しすぎると不安になる。
学生の時からもう何年も二人一緒の幸せな時間を過ごして来た。

愛しいと思う気持ちはあの時から、いささかも衰えることなく
それどころか どんどん増加して行くから困ってしまうほどだ。

旦那様の事が 好きで好きで 堪らなく大好きで。

旦那様はかなりの照れ屋だったから、出会ったころから言葉にして言ってくれるのは
本当に僅かだったけれど
それ以上に自分が愛されていると 日々充分に感じる事が出来る位
旦那様は自分の心をまるっと包んでくれていた。
側にいるだけで、優しい気持ちになれた。
あの学園で旦那様と出会う前の 暗い場所で膝を抱えていた自分に教えてやりたい。
もうすぐ、自分を優しく愛してくれる大切な存在に 出合う事が出来るから、
あと少しだけ頑張れと。
もう少しだけ頑張ったなら、何にも代えがたい存在が手に入るからと。
自分に言ってやりたくなる。それほど今は満たされて幸せなのだ。

だからこそ、日々繰り返される日常を大切に、積み重ねて行きたい。
自分と結婚して良かったと伴侶には思ってほしい。
浮気しようなんて思わせなければいい。
飽きたなんて言わせない。あの手この手で日々籠絡だ。


今日は趣向を変えて、和服を着用してみた。
貞淑さとは古き良き日本の妻像だ。

「アメリカ並みの給料をもらい、イギリス風の家に住み、
中華料理を食べ、日本人妻を娶る。」

それが男の夢なんだと、昔何かで読んだ事がある。
日本=和服・・・といささか単純過ぎるかと思われた行動だったけれど
旦那様はそう満更でもないらしいから、作戦は成功と言える。
この際自分の日本人らしからぬ容姿はちょっとだけ棚にあげて
触れないようにしてくれると大変うれしい。

でもほらさっきから 旦那様の探る様な熱い視線を感じる。
和服姿に少しでも興味を持って見てくれているのだろうか?

ああ。そんなに見つめないでください。旦那様。
なんだか、我慢が効かなくなりそうです。

さっきも 大変危険だった。
自分を律するのに本日の体力をあらかた使ってしまった程だ。

旦那様の湯上りの桃色のつやつやした肌。
柔らかい頬に張り付いた髪。
その先からはまだ、水滴が落ちてきて
情事の最中に身体を伝う汗に見えてしまって・・・。
しかも半裸・・・・・。
堪らなくなって ガバッとすぐにでも 事に及んでしまいたかった。

ほかほか湯上り啓太君。なんて美味しそうな・・・・。
思う存分 舐めて味わって、可愛い声を聞きたかった。

はっと 妄想に脂下がる顔の筋肉に気がついて
・・・・・・い。いけない。いけない・・・・。

ブンブンと首を振って、両頬をぱん!と音が鳴る位張ってから

ごくり・・・。と急激に口内に湧きあがってくる唾液を嚥下する。
貞淑な妻は、脱衣所で旦那様を襲ったりしないのだ。
鉄の意志を持ってして本日の任務を遂行せねばならない。

本日の任務・・それは
「着物でH大作戦」
サブタイトル:帯をぐるぐる。あ~れ~お代官様ご無体な。大作戦だ。

うふふ。きっと啓太君も大喜びしてくれるに違いありません。
ふん。と鼻息を吐き出しながら、
奥様はきゅうりとわかめの酢の物をガラスの小鉢によそう。

絶対にいつもとは違うシュチュエーションに
興奮してくれる事間違いなしです!!
どん。
と音がするくらいダイニングテーブルに
小鉢を力一杯置いてしまった事に奥様は気がつかない。
妄想が頭をじわじわと支配していき、既に正常な思考はミジンコ程しか残っていなかったから。

何度身体を重ねても初心な旦那様は、少しくらい我を忘れてくれた方がいいのだ。

大胆な啓太君はそれはもう艶があって・・・・・。楽しみですねえ。

ああもう。それにしても僕の旦那様はなんて可愛らしいのか。
毎日毎日、見ていても決して飽きる事なんてない。

もし神様がたった一つ願い事を叶えてくれるとするならば迷うことなく
即答できる。
「啓太君と一日中いちゃこらしていても支障のない世界にしてください」・・・・。と

ああ僕の啓太君。愛しています。出来る事なら本当に本当に 
おはようからおやすみまで・・・そしてさらにおやすみからおはようまで君と
メクルめく愛の時間を!!過ごしていたいのですうううう。


ぞくりと旦那様の背筋が総毛立つ。
え?え?え?
両腕をさすりながら、和服姿のまま小鉢を持って突っ立っている
美しい長身の妻の事から目が離せずにいた。

*Edit ▽TB[0]▽CO[0]

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。